用語集

スティッキービット

主にディレクトリに設定する特殊なアクセス権のこと。

スティッキービットが設定されているディレクトリは誰でもファイルの作成は可能だが、作成したユーザ以外はファイルを削除することができない。

つまり、スティッキービットが設定されているディレクト配下のファイルにおいては、rootユーザー及びファイル作成者以外のユーザが間違ってファイル削除することを回避することができる。

 

アクセス権表記の例:

①スティッキービットが設定されていない場合

drwxr-xr-x 1 enrise enrise 4096 Apr 19 14:20 /tmp/enise.make

②スティッキービットが設定されている場合

drwxr-sr-t 1 enrise enrise 4096 Apr 19 14:20 /tmp/enise.make

 

②の状態は、ファイル作成者(enrise)以外のユーザがファイル削除を試みても、削除不可となる。

なお、スティッキービットの設定は以下の2通りの方法で設定可能。

・chmod o+t 実行ファイル

・chmod 1*** 実行ファイル(*は数字)

 

<関連用語>

ディレクトリ アクセス権

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