未経験ITエンジニアの職務経歴書の書き方と注意点を紹介

このページでは、未経験からITエンジニアを目指す場合、他の未経験者との差を埋めるための職務経歴書の書き方や注意点を詳しく解説していきます。

ITエンジニアとしての経験がある方は、これまでの業務で培ったスキルや経験をアピールできますが、未経験の場合だと、そうはいきません。

未経験はスキルや経験が少なく実務経験もないため、アピールできる内容も限られて、上手く伝えられるかどうかで、合否の結果がかわってきます。

あなた自身の強みや魅力、ITエンジニアとしての可能性を、最大限アピールする職務経歴書を作成するのに参考にしてください。

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(出典:TECHHUBニュービー

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目次

未経験ITエンジニアの履歴書・職務経歴書作成は何を書く?

履歴書と職務経歴書は、ITエンジニア未経験の転職においても重要な書類です。

履歴書では応募者のプロフィールを確認し、職務経歴書ではこれまでの業務経験とスキルを見られます。

特に転職(中途採用)の場合、採用企業はこれまでのスキルや経験を活かして活躍できる人材を求めているため、職務経歴書に重点が置かれ、応募者のスキルや経験を詳細に確認します。

ITエンジニア未経験者の履歴書・職務経歴書には、以下の内容を含めましょう。

  • PCスキル:Word・Excelなど
  • IT業界にも活用できるスキル:英語力・マネジメントスキルなど
  • ITに関する資格:LPIC・LinuC・CCNAなど
  • 学習したプログラミング言語

未経験ITエンジニアの転職では、経験者とは異なりスキルや経験が少ないため、ポテンシャル採用の対象となります。

ポテンシャル採用とは、スキルではなく人柄や可能性を評価する採用方法です。

そのため、履歴書・職務経歴書では、これまでの経験や学習意欲、経験を入社後にどう活かせるのかをアピールすることが大切です。

2023年3月に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発行した「DX白書2023」では、2021年度調査と2022年度調査を比べても、日本企業でDX化を推進できる人材の「質」と「量」が不足していると報告されています。

DX化を進めるためにも、ITエンジニアの需要はIT業界だけではなく、あらゆる業界において高まっており、ITエンジニア未経験者のポテンシャル採用も増えてきています。

ITエンジニア未経験者だからこそ、​​履歴書・職務経歴書には、なぜその企業に入社したいのか、自分の強みをどのように活かして貢献していきたいのかなどを具体的に記載しましょう。

特に、自分のスキルや経験を客観的に把握し、企業が求めるスキルと照らし合わせた上で、アピールポイントを明確にすることが重要です。

未経験ITエンジニアの職務経歴書の書き方

ITエンジニア未経験者の人が転職活動をする際は、職務経歴書の書き方が重要です。

ここでは、職務経歴書に具体的にどのような内容が必要か説明していきます。

職務経歴書に必要な項目は、以下のとおりです。

それぞれ詳しく解説します。

職務要約・職務概要

職務要約では、これまでの職務経験やスキルを要点に絞って端的にまとめます。

未経験者の場合は、ITやプログラミングに関する知識やスキルを身につけるために、どのような努力をしてきたのかをアピールしましょう。

転職先で活かせる経験や得意分野

転職先で活かせる経験や得意分野がある場合は、それを具体的に記載することで、ITエンジニア未経験であってもあなたのアピール材料になります。

例えば、営業職からITエンジニアへの転職を目指す場合であれば、営業職で培ったコミュニケーション能力や、目標達成に向けた成果にこだわる姿勢などを強みとして記載できます。

より具体的なエピソードを用いることで、採用担当者に自分の経験やスキルをイメージしてもらいやすくなるでしょう。

職務経歴詳細

これまでの職務経験を、具体的な業務内容や成果と合わせて記載します。

例えば、営業職であれば担当した顧客数・売上金額・営業活動の成果など、事務職であれば担当した業務量・処理時間・作成した資料の評価などを記載します。

また、ITエンジニア未経験者の場合は、プログラミングスクールで学んだ内容や成果、独学で学んだプログラミング言語やフレームワークがあれば記載してください。

例えば、Webアプリケーション開発コースを修了し、オリジナルのWebサイトを制作したなど、採用担当者がイメージしやすいように具体的に書き込むことがポイントです。

自己PR・志望動機

自己PRでは、コミュニケーション力や学習欲の高さなど、自分の強みを具体例を用いてアピールしてください。

志望動機では、なぜその企業に入社したいのか、どのような貢献をしたいのかを、熱意を持って伝えましょう。

自己PRや志望動機を明確にするには、自分の強みや弱み、興味や関心を把握する自己分析をしっかりと行うことが大切です。

自己分析ができていれば、企業の求める人物像と照らし合わせ、応募先企業に合わせたアピールができるでしょう。

保有資格やスキル

保有する資格やスキルがあれば、必ず記載しましょう。

例えば、LPIC・LinuC・CCNAのスキルがあれば、IT業界に関する基礎知識がある証明になります。

ITエンジニア未経験であっても、前向きに学ぶ姿勢であるというアピールに繋がるでしょう。

また、未経験者の場合は、プログラミングスクールの受講や、独学で学んだプログラミング言語があれば記載してください。

成果・実績

業務で達成した成果や実績があれば、積極的にアピールしましょう。

その際には、具体的な数値やその成果が企業や顧客にどのような影響を与えたかを記載すると説得力が増します。

また、「成果・実績」を記載する際には、応募先企業で活かせる内容を記載することも重要です。

例えば、Webアプリケーション開発のエンジニアを目指す場合、Webアプリケーション開発に関する成果を記載すると良いでしょう。

成果物は、プログラミングスクールに通って作成したものや、独学で作成したものでも問題ありません。

その成果物が、どのように役立つのか言語化しておくと、採用担当者に質問された時にもスムーズに答えられます。

未経験エンジニアの職務経歴書作成の注意点

エンジニア未経験の方が職務経歴書を作成する際には、以下の点に注意しましょう。

未経験者が何を求められているのかを知る

未経験者には、即戦力として活躍できるスキルや経験が求められるわけではありません。

そのため、職務経歴書ではプログラミングの基礎知識やセキュリティに関する知識、ソフトウェア開発の流れや工程など、ITエンジニアとして必要な基礎知識をアピールしましょう。

独学やスクールで学んだこと、自己学習の成果など、学習意欲や成長意欲を示すエピソードを盛り込むことも効果的です。

また、企業側がどのような人材を求めているか知ることも重要です。

例えば、一からITエンジニアを育てたい、先入観がない人を採用したい、新しい風を入れたいなど、企業によって求める人材は異なります。

そのため、企業研究をしっかり行い、入社を希望する会社が何を求めているのかを把握しましょう。

企業研究では、以下のポイントについて調べるのがおすすめです。

  • 企業の事業内容や技術力
  • 社員の平均年齢や技術力
  • 採用ページや社員ブログなどの情報

企業研究をすることで、入社を希望している会社がどのような人材を求めているのかを理解し、自分のスキルや経験をどのようにアピールすれば良いか判断することができます。

エンジニアの仕事とは何か理解をする

ITエンジニアの仕事は、システムやアプリケーションの設計・開発・運用など、多岐にわたります。

なぜITエンジニアになりたいのか、なぜその会社を志望するのか、入社後にどのように貢献していきたいのかを、具体的に説明するにはITエンジニアの仕事内容の理解が必要です。

開発系エンジニアなのか、インフラ系エンジニアなのか、社内SEなのか、どのような種類のITエンジニアを目指しているのかによっても仕事内容や必要なスキルは変わります。

自分が目指したいITエンジニアはどんな仕事内容でスキル・経験が必要になるのか事前に確認しておきましょう。

例えばシステム開発に関わるITエンジニアを志望しているなら、システム開発の流れや工程、求められるスキルを事前にしっかり理解しておくようにしましょう。

将来のキャリアプランを考えた志望動機を意識する

ITエンジニア未経験だからこそ志望動機は、採用担当者に自分をアピールする重要なポイントです。

特に、未経験者の場合はITエンジニアへの転職が、一時的な興味と印象付けないように、将来を見据えたプランを示すよう意識してください。

ITエンジニアの仕事は、技術の進歩が速いため、常に新しい知識やスキルを身につけていく必要があります。

そのため、将来のキャリアプランを具体的にイメージできていれば、ITエンジニアとしての長期的な目標を持ち、それを実現するための意欲があることを示せるでしょう。

言語スキルは細かく記載する

言語スキルは、ITエンジニアとして働くうえで欠かせないスキルです。

職務経歴書では、習得している言語の種類やレベルを正確に記載しましょう。

システムエンジニア(SE)やプログラマーなど、IT系技術職の場合は、担当している分野によって使用するOSや言語などが異なるため、何が使えるのか細かく記載してください。

職務経歴書に書き込む場合には、経験○年以上や、独学で学び簡単なソースコードは可能など、どの程度使えるかも一緒に記載しておくと、自分のレベルが把握してもらいやすくなるため良いでしょう。

未経験からITエンジニアに転職する場合、何を書類に書いたら良いか迷う方も少なくありません。

職務経歴書の書き方について困っている方は、IT転職支援サービスを利用するのも手です。

TECHHUBの転職サポートでは、IT専門転職エージェントとして、転職活動をサポートしています。

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前職での経験やスキルをアピールする

ITエンジニア未経験で他業種からの転職でも、以下のようなスキルがあれば積極的にアピールしましょう。

  • マネジメントスキル
  • コミュニケーションスキル
  • その他の資格など

ITエンジニア未経験の方にとって、具体的な成果や実績を書き込むのが難しいことは多々あります。

しかし、他業種であってもこれまで身につけたスキルはITエンジニアとしての仕事にも活かせることもあるため、漏れなく記載しておきましょう。

スキルシートの書き方

スキルシートの具体的な書き方や職務経歴書との違いについて詳しく解説していきます。

ただ、ITエンジニア業務が未経験の場合はスキルシートを求められることは少なく、提出は必須ではありません。

ITエンジニアとしての経験を積んだ際や、ITエンジニア経験者として転職する際に用意する書類として参考にしてください。

職務経歴書との違い

職務経歴書もスキルシートも、これまでの経験やスキルをアピールする書類という意味では同じですが、アピール先が異なるという違いがあります。

職務経歴書は、採用担当者が見ることが多いため、ITエンジニアでない人が見ても内容が理解できる書き方にする必要があります。

一方スキルシートはITエンジニアが見てスペックやスキルを確認するため、自分が使えるプログラミング言語・フレームワーク・開発経験・学習経験など、ITエンジニアとしてのスキルや経験をアピールしましょう。

職務経歴書は、ITエンジニアとしてのスキルや経験だけでなく、前職の営業経験など、ITエンジニアに関連しない経歴も記載できます。また、スキルシートはフリーランスや副業などで働くときに提出を求められるケースもあります。

スキルシートに書き込む内容

スキルシートには、主に以下の4つを記載します。

  • 基本的な個人情報:名前・生年月日・年齢・住所・最終学歴など
  • 資格・スキル:保有資格・保有技術・得意業務・実績
  • 言語・技術:OS・プログラミング言語・DB・ツール・デザインなど
  • 職務経歴・プロジェクト詳細:参画したプロジェクトの規模や実績

自分の実力を正しく伝えるためには、テクニカルスキルについて具体的な内容を記載することが重要です。

例えば、下記のように一覧表にすると自分のレベル感を正しく伝えられます。

OSWindows:インストール、設定、コマンド操作が可能
Limux:経験10年
Unix:対応可能
言語JavaScript:対応可能
C:対応可能
C++:対応可能
HTML:スクールで学び、実務経験なし
Python:独学ですが、簡単なソースコードは可能
DBOracle:経験6年
MysQl:経験8年
ツールWord:対応可能
Excel:対応可能
PowerPoint:対応可能
デザインPhotoshop:経験1年
その他AWS:Amazon EC2を活用してWebサイトの運用経験あり

未経験からITエンジニアに転職する際はプロに相談

ITエンジニア未経験の方が転職を目指す際には、職務経歴書の作成が重要です。

職務経歴書はこれまでの職務経験やスキルをまとめて提出します。

その際には、スクールを通じて学んだ知識や他業種で培ったスキルや経験を、エンジニアとしてのスキルや経験と結び付けてアピールしてください。

転職活動の準備を進めていく中で、分からないことや不安なことが出てくることもあるでしょう。

そんな時は、IT転職支援サービスの活用を検討してみましょう。

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監修者

未経験からITエンジニアへの就職/転職、キャリア・スキルアップを支援|IT人材業界歴15年|ITエンジニア➤IT人材営業➤IT人材サービス責任者(TECHHUB)

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